2011年02月18日

アーティストの立場から見たフレスコ画とは・・・

フレスコ画は非常に耐久性に優れた技法ですが、こんにち純粋なフレスコ画の技法で描くアーティストは非常に少なくなってきています。

それはフレスコ画が、絵を描くことと同時に漆喰地に関する知識と素材への慣れが必要な技法であるためです。

漆喰画像.jpg.jpg

しかし、この基礎技術は相当数の制作を経験しないと習得が出来ません。
なぜなら、顔料の定着は漆喰化学変化によるもので、漆喰には個体差があり、気温や湿度等によりその性質が一定ではありません。

加えて、描画中の化学変化の進行は顔料の定着を変化させるため、連日描き続けることでしか技術を保てません。
他の絵画技法に較べ短時間で制作しなければならず、そして描き直しも出来ません。
アーティストは勢いを保ち一気に制作をします。
結果として緊張感のある絵の世界になると言われています。

Martin制作風景.jpg.jpg


こうして仕上がったフレスコ画は・・・

天然顔料の優しい色彩と温かな絵肌を持つ魅力溢れる絵画です。

歴史性豊かなフレスコ画の魅力を現代の室内空間でお楽しみいただけましたら幸いです。



posted by sumire at 18:55| フレスコ画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする